2026年最後の水星逆行は、10月24日から11月14日までです。
そもそも水星逆行でいう水星とは、あの宇宙の星・惑星の一つ、水・金・地・火・木…でいうところの『水星』のこと。それが逆行するとはどういこと?
水星逆行とは?
水星逆行(すいせいぎゃっこう)とは、地球から見たときに、水星がまるで進行方向とは逆の向き(後ろ向き)に進んでいるように見える現象のことです。これはあくまでも視覚の錯覚で、水星と地球の公転速度や軌道の違いにより、地球を基準として眺めると、一時的に後戻りしているように見えることから『水星の逆行』と呼ばれます。
占星術的に水星は「知性・思考・コミュニケーション・交通・通信・契約・商取引」を象徴する天体といわれ、そのため逆行期間中は、移動や通信の障害、計画や予定変更などによるトラブルが起きやすいとされています。
株式市場との関係は?
それが株式市場とどう関係するのか?
実は水星逆行の期間(その付近も含めて)は、金融・株式市場においても「相場が不安定になりやすい、荒れやすい、ボラティリティが高くなりやすい」というアノマリーがあります。
あくまでもアノマリー・経験則ですが、ちょうど最近の日経平均の下落・相場が不安定になっている時期も、水星逆行の開始がほぼ重なっています。

直近の日経平均は、10月23日に62,693.16円で取引を終えました。10月19日から23日までの1週間では2,631.13円、率にして4.03%下落しています。
引き続き、AI投資の採算性や半導体・AI関連株の割高感が意識されているほか、中東情勢の緊迫化による原油高も相場の重荷となっています。
日本の10年国債利回りは、安全資産として国債が買われたことで2.8%前後まで低下しました。ただし、以前と比べれば依然として高い水準にあり、成長期待の高い半導体・AI関連株には、金利の影響が出やすい状況が続いています。
今回作成した図では、過去の日経平均と水星逆行期間を重ねると、実際に大きな下落と重なった場面が6箇所あります。
注意点は、水星逆行がその理由というわけではなく、その期間(その付近も含む)において、特定の事象等が生じ、そのことにより株価の下落が生じているということ。水星逆行はあくまでもアノマリー・経験則ということを忘れずに。
ただ、それらの割と大きな事象等が水星逆行・その付近で生じているので、いずれにしてもその期間は注意した方がよさそう。例えば、株式の保有比率を下げたり、大きな取引を控えたり等
期間中の11月3日はアメリカ中間選挙
2026年最後の水星逆行は、10月24日から11月14日まで。
この期間中は、日本企業の決算発表に加え、10月27日・28日のFOMC、10月29日・30日の日銀金融政策決定会合が予定されています。さらに、米国ではGDPやPCE物価指数、大手AI・ハイテク企業の決算発表も控えており、金利見通しやAI投資の採算性が引き続き相場を左右しそうです。
また、11月3日にはアメリカ中間選挙が行われます。選挙結果によって今後の政策運営や議会構成が変わる可能性があるため、結果が判明するまで市場が不安定になることも考えられます。
このほか、長期金利、原油価格、中東情勢の不安定など、注意すべきものが盛り沢山…
さあ、果たして今週はどのような相場になるのか?
だからといって過度な悲観はせず、慎重に行動すべき期間として注意していこうと思います。