半導体関連株に再び資金が集中
イラン戦争が始まり、その後の4月以降、極端に言うと、業績には関係なく『半導体関連株か、それ以外か』という状況が続いてきた『K字型相場』ですが、6月末・7月に入ると、これまで相場をけん引してきた半導体関連株が大きく売られ、銀行、自動車、商社などへ資金が移る場面も見られました。

しかし、7月末から日経平均は反発し、キオクシアはストップ高をつけ、8月に入ってからも上昇しています。AIやデータセンター関連を含む半導体関連株に、再び投資資金が集まり始めたようにも見えます。
一時的にセクターローテーションが進んだものの、K字型相場が終わったわけではなく、再び半導体関連株がK字の上側に戻りつつあるのでしょうか。
キオクシアだけで判断することはできませんが、半導体関連株への売買代金の集中や、日経平均とTOPIXの違い、値上がり・値下がり銘柄数などもあわせて確認する必要があります。
K字型相場って、ボラティリティ(変動幅)も高く、うまく乗るとドンドン上がるから嬉しいけど、下げるときもドンと下げるから怖いんだよね。そうするともうさぁ、投資じゃなくて、ある意味ギャンブルだよね…
(韓国なんて、さらにレバレッジもかけてるという話だから怖っ)
だから、入るのも損切りも難しいなぁ〜と。
そうかと言って、K字型相場に乗らないと、他がドンと上がっても上げないし、下げる時は当たり前に下げるからムカつくんだよね…
日米協調の為替介入で流れが変わったのか?
もう一つ気になるのが、先日行われた日米協調の円買い・ドル売り介入です。
協調介入を受けて急速に円高が進み、日本株を取り巻く環境も再び変わったように感じます。
円安は、海外で稼いだ利益の円換算額を押し上げるため、一般に輸出企業の業績には追い風となります。反対に円高が進めば、輸出企業には業績の下押し要因となります。
特にトヨタなど、海外売上高の割合が高く、為替による業績への影響が大きい企業は注意が必要です(ちなみにトヨタは、1円の円安・円高で500億円の影響があるんだとか…)。
これまで半導体関連株から自動車などのオールドエコノミー株へ資金が移り始めたように見えましたが、協調介入による円高が、その流れを弱める可能性もあります。
ただし、すべてのオールドエコノミー株が同じ影響を受けるわけではありません。円高が輸入原材料やエネルギー価格の低下につながれば、内需企業などには追い風となる場合もあります。
今後は「半導体関連株か、オールドエコノミー株か」という分け方だけでなく、それぞれの企業が円高・円安からどのような影響を受けるかも確認する必要がありそうです。
K字型相場は別の形で続くのか?
7月は半導体関連株が下げ、他の業種へ資金が移り、K字型相場が変わり始めたように見えました。
しかし、7月末からの半導体関連株への資金回帰に加え、協調介入による円高が輸出関連株の逆風となれば、銘柄間の格差が再び広がる可能性があります。
K字型相場が終わったのではなく、為替という新たな要因が加わり、別の形で続いていくのかもしれません。
今後は、AI・半導体・データセンター関連株への資金集中だけでなく、為替の動きと、輸出株・内需株の明暗にも注目していきたいと思います。
今が丁度、トレンドの転換期なのかもしれませんが、為替介入によりさらに難しくなったと思います。夏枯れ相場で出来高も少ない時期ですので、しばらくははっきりとしたトレンドも定まらず、不安定な期間になるかもしれませんね。
いや〜、本当に難しい局面だと思います。
こういうときは下手にトレンドを読もうとせずに、焦らず、個別銘柄の決算内容を見極めたいと思います。