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億の細道

億り人への道のり―迷い、考え、株式相場を歩む

考えていますか?日本株を動かす短期的なサイクル

決算相場とマクロ相場の年間サイクル

株式市場における短期的なサイクル

先週は、アメリカのCPI発表はほぼ予想通り(?)の通過となりましたが、9/14(月)は、AI開発の減速懸念などから半導体・AI関連株が売られ、日経平均は前営業日比518.35円安となりました。

今週は日銀の金融政策決定会合、アメリカFOMC(日米ともに利上げ?)と、なかなか先の見えない状況が続きます。

このような時期だからこそ、個別銘柄の分析や研究を進めることは大切だと思います。ただ、気になる銘柄を調べている最中に株価が大きく下がると、思わず買いたくなりますよね?

「これだけ下がったのだから、そろそろ底値では?」
そう考えて、いざ買ってみると、そこからさらに下落、なかなか株価は戻りません…

「業績もファンダメンタルズも悪くない企業だから大丈夫。きっと上がる…」

そう自分に言い聞かせながらも、なぜ上がらないのだろう、なぜ下げ続けるのだろうと、不安になってしまうこともありますよね?

もちろん、自分の業績予想が外れていたり、企業に対する見方が間違っていたりする場合もありますが、理由は別なところにある可能性も…

皆さんは、『株式市場のサイクル』って、考えていますか?

株式市場には、企業の業績・ファンダメンタルズが良くても株価が上がりづらい時期や、金利や為替などの外部環境によって下げやすい時期があります。

これは、その時点・時期により、市場が重視する材料が変わるためです。
その変化は、一般的に決算期を中心に繰り返されます。つまり、株式市場には材料の主役が入れ替わる一定の「サイクル」があるのです。

日本株では、3月期決算企業を中心に、次のような流れがおおむね3か月ごとに繰り返されます。

決算への期待 → 決算発表 → 決算後の選別 → マクロ相場

という流れです。

決算相場とマクロ相場の年間サイクル

※個別材料や特定のテーマにより該当しない場合もあります。

今回は、この「決算相場とマクロ相場の年間サイクル」について考えます。

日本株では4つの決算サイクルがある

2026年9月現在、7月下旬から8月中旬に集中した第1四半期決算は、すでに一巡しています。

現在は決算後の選別が進み、市場の関心が金利や為替、金融政策などへ移りやすい時期です。そして次は、10月下旬から始まる中間決算が意識されるようになります。

現在地から今後の決算サイクルを並べると、次のようになります。

時期主な決算現在との関係
7月下旬~8月中旬第1四半期決算発表が一巡
10月下旬~11月中旬第2四半期・中間決算次の決算期
1月下旬~2月中旬第3四半期決算次々回の決算期
4月下旬~5月中旬本決算・新年度予想1年間の業績を発表

現在は、第1四半期決算と中間決算の間にあたります。

現在の9月相場はマクロ材料が中心

決算発表が一巡し企業ごとの新しい材料が少ない状況に加え、特に最近は原油高や、為替(円高・円安)、日米における長期金利の上昇等、重要なマクロ要因が株価に影響を与えている状況です。

このような中、FOMCや日銀金融政策決定会合、金利、為替などのマクロ材料が、さらに株価に影響を及ぼす可能性が高くなる時期です。

個別企業に大きな悪材料がないのに株価が下落している場合は、企業業績ではなく、これらのマクロ環境が原因になっていないかを確認する必要があります。

ただ、確認しても、その理由までは分からないことは結構あったり…^^;
そのようなときは、その企業が属する業種別の騰落数やチャートにヒントがあったりすることも。その企業単独ではなく、その属する業種全体が下げている等のときは、その業種全体に何かあったりと。
まあ、それでも分からないときはあるのですが…

次は中間決算への期待相場

10月中旬ごろになると、市場の関心は10月下旬から始まる中間決算へ移っていきます。
(今年はその前に、いつ底を打つのか?9月〜10月初旬位で底値をつければいいのですが…)

マクロ要因によって売られていた銘柄でも、業績の強さが確認できれば、決算への期待から買い戻される可能性があります。

一方、金利上昇、円高、原油高などの影響が企業業績に表れ始めていれば、通期予想の下方修正が増える可能性があります。

10月以降は、マクロ環境が落ち着くかだけではなく、その影響が企業業績にどこまで及んでいるかが重要になります。

さらに今年はアメリカの中間選挙も11月に控えていますので、少しイレギュラーになる可能性も…
統計的には、中間選挙前はほぼ上がらず、中間選挙後から大きく上げることが多いようです。
(それまでは我慢?)

まとめ

日本株では、

決算への期待 → 決算発表 → 決算後の選別 → マクロ相場

という流れが、おおむね3か月ごとに繰り返されます。

決算期には企業業績が重視され、決算が一巡すると、FOMC、日銀会合、CPI、長期金利、為替などの影響が強くなります。

現在の株価がなぜ動いているのか分からないときは、今は企業決算が主役なのか、それとも金利や為替が主役なのかを確認すると、相場の動きを整理しやすくなります。
(デイトレや中長期投資ならまだしも、特にスイングトレードでは重要な判断材料だと思います)

現在の9月相場はマクロ材料が重視されやすい時期です。

FOMCと日銀会合を通過したあと、市場の関心はどのように変化し、10月の中間決算への期待につながっていくのか?アメリカ中間選挙の影響は?
まあ、焦らずじっくりと見ていきたいものです。

※本記事は、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身でお願いいたします。

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